さて予算の概念を応用すれば、○○円貯めるといった具体的な金額を求めるには、いったいどうすればいいのかというとき、簡単に求めることができます。
大して難しいことはありません、求めたい金額を、期間で配分していけばいいんですね。
また、そのときに計算をするときの基礎データとして使用をする科目としては、収支差額に注目をするといいでしょう。収支差額は、てもとに残ったお金、自由に使うことができるお金でしたね。
収支差額もまた、予算の時と同じように、収入から支出を差し引いた計算された結果、一定の期間を通じて、一定の金額に落ち着いていく性質のものなので、予定の金額として使用することは可能です。
例えば月の収支差額を家計簿から予め見積もって、予算が5万円前後だったとしましょう。
そして、もし20万円貯めたいと思ったら、20万円/5万円で4ヶ月ということで、生活水準を今の状態で維持しつつ、4ヶ月生活を続ければ20万円貯めることができるということになります。(あくまでも予定です。)
○○円貯めるには、目標の金額から、今の収支差額を逆算していけばいいというだけですね。
では、大きな金額、一千万円といった大金を貯めたいというときは、同じく5万円で割ると、200ヶ月(およそ17年)掛かることがわかります。
そして、自分のライフプランと比較して、17年も待ってられない!という方は、また、しかるべき計画を練るということになります。
家計簿がたたき台として活用される一例でした。