この章は記録をするための家計簿から少し離れて、家計簿を使用したあれこれを紹介していこうかと思います。
今まではおもに、簿記の記録・集計についてのお話が中心でしたが、これからは記録したものを具体的に活用して家計を管理するという家計管理の章になります。
家計簿は記録しっぱなしではダメで、将来の夢や目標のためのたたき台として使ってナンボですね。
内容はというと、基本的には他のサイトに載っている内容と変わらないと思います。ほとんどのいわゆる小技を載せている家計簿コンテンツを扱うサイトはみんな管理の内容から始まるんですよねぇ・・・。ってどうでもいいですね。
さてこの章でいろいろな家計簿を使用したアイディアが登場しますが、共通した概念をお話しすると、ほとんどにおいて時間が関係していることが一ついえます。
家計簿と時間の関係あれこれということです。
ちなみに、家計簿のルールで登場した会計期間も、あるときから、あるときまでという時間に関係したお話でしたね。
この章は、その期間同士をさらに1年前だったり1年後だったりと、比べてみたら、こんなアイディアが浮かんだ、発見したという観点が根底にあります。
この考えを金持ちの式(純資産の公式)を使用して説明すると、
(収入 - 支出) = (資産 - 負債)
これは現在の状態ですが、これを
1年前の{(収入 - 支出) = (資産 - 負債)}と
今年の{(収入 - 支出) = (資産 - 負債)}
というような一定の時期の間で比べることによってこんな概念がうかんだ。
この章は、期間を比較することによってみえてきたいくつかの概念をまとめています。
もし家計が赤字ならまず原因を究明し、どう生活を改善するのかを考えるところに家計管理の意義があります。