底値表

また、この方法を実践するためには、あらかじめ、どこの店がいくら安いという情報を知っておかなければ実行することはできませんね。

ということで、変動している商品の価格の相場をまとめた表を作成して、チェックをすることも、同時にお勧めします。

この商品の価格を一覧としたこの表を、家計簿雑誌などでは、底値表とか価格表という名称でよばれたりしています。

底値表はどのようにして作成するのかというと、まずスーパーなどのチラシなどで商品の情報を2、3ヶ月間集めます。

そして価格がまとまったものを表としてみてみると、「月末になるとあの商品は値段が安い」とか、「あのお店は毎週水曜日に必ずお肉の特売をしている」などといった、この商品はあの店がいつも安い、という相場の傾向が見えてくるんですね。

そして、その安いときを狙い撃ちして、在庫にしておく分だけを買えばいい、ということになります。

また、この方法で買い物をすると、あらかじめリサーチをして買い物に出かけているので、「今日はこれとこれとこれしか買わない」というように、何が必要で、なにが必要でないものかがわかっているので、入り口付近にある安売りの誘惑に惑わされることなく、不必要なものまで買わなくてすむ、というメリットがあります。

しかし、「わざわざ表まで作成して、本気になって買い物をする気にもならなければ暇もない」、という方は、もう少し緩やかな方法で、買い物をしてみたらいかかでしょうか。

ある程度お店に通って買い物をしていれば、ジュース類はいつもこのお店が平均的に常に安いとか、また、肉類はあそこのお店がいつも安め、というような、お店ごとに商品の得意分野が見えてくるはずです。

この方法でも必要なときに必要な商品分だけを比較的安い値段で購入することは可能ですね。

ライフスタイルにあわせて、無駄なく必要なものを安く購入することによって、純資産を増やす鉄則守りながら、夢や目標へ近づけていく、これが家計管理の基本なのではないのではないかと思います。