在庫表、底値表と話が少し込み入ってきたので、予算シリーズのおおまとめにしたものを紹介します。
それは何かというと、家計モデルや、家計配分モデルといわれているものです。
家計モデル
家計配分モデルは、似た世帯ごとの収支を統計でとり、科目ごとに百分率のかたちで家計標準世帯としてあらわしたものになります。
世帯ごとの収入と家族構成もまた、ある程度の範囲でまとまった状況で、やはり支出金額と科目も、もおおよそ似た収支金額になり見積もることが可能なんですね。
この家計配分モデルもまた、家計の収支を管理をするときの、一つの目安になるとおもい、ページとして取り上げました。
それではさっそく、公表されている統計をざっくりと簡単に見てみると、平成17年度の全世帯における消費支出の費目ごとの支出構成割合は、
食料 | 22.7% | |
住居 | 7.7% | |
光熱・水道 | 6.9% | |
家具・家事用品 | 3.2% | |
被服及び履物 | 4.4% | |
保健医療 | 4.2% | |
交通・通信 | 13% | |
教育 | 3.4% | |
教養娯楽 | 10.6% | |
その他の消費支出 | 23.9% | |
消費支出 | 100.0% |
ということが、みてとれます。やはり、食費が22.7%と多く支出されていますね。
もちろん、世帯ごとの収入や世帯人数によって細かい数値は変動するので、この数値はあくまでも目安ということになるわけですが、この目安となる標準的な金額から外れている科目があるとすれば、それは何らかのシグナルなのかもしれません。
家計簿はこういった形で家計に警鐘を鳴らしてくれるんですね。
家計モデルも一つの家計の目安として参考にしてみてください。