固定費、固定支出というのは、固定的な費用、すなわち、生活に伴う活動の程度、活動の度合いに左右されない一定額の支出で、見積もることがしやすく、また支出を抑えることをしにくい支出ということでした。
このことを図に表すと、家計簿で収支を記録した場合、特に支出に着目してみると
予算 | |
1月 | |
2月 | |
3月 | |
12月 |
支出の総金額は、固定支出とそれ以外の非固定支出にわけることができます。
そして、非固定支出のことを、固定支出の分類の面から区別をしやすいように、固定の反対の変動と名称を変えて、変動支出といいかえると、
総支出=変動支出+固定支出・・・・①
というように、いままでの支出というのは、変動支出と固定支出をあわせたものだったんだと、考えることができます。
また、また実際の支出にも変動・固定の分類を適用することができるということは、予算についても固定・変動の分類を適用することはできますね。ということで①の式は
予定支出=予定変動支出+(予定)固定支出・・・①’
ということも同じくいえることになります。
固定支出に括弧がついているのは、固定支出については、もとから金額が固定されていて、予定という考えは必要がないので括弧にしました。
では、変動・固定の分類の概念をおぼえてもらうことによって、家計管理上何がどうなるのかというと、収支を分類することによって少し家計管理がしやすくなる、といった感じでしょうか。