前ページの箇条書きにしたところをふまえながら具体的に袋わけをしてみるとこのようになります。
- どの支出をわけるか、いわばどの支出を管理したいのかを設定(ex.食費)
- その管理したい支出の、スパンを決める。(ex.○月○日から○月×日までの一週間)
- 一週間の食費の予算金額を、家計簿などの過去の支出から求め、実際金額と予算金額の比較をしながら管理をする。
3-1. 加算法で比較をする場合
加算法の場合、予算金額はどこかにメモをしておいて、食費に関する取引があったら、食費に関する支出のみを集計して、その金額が予算に達しないようにする。
一週間の食費(支出)
□予算金額
■実際金額
3-2. 減算法で比較をする場合
予算金額をあらかじめ現金としてとっておき、食費の支払いの時だけ、分けてとっておいたお金から支払いをして、とっておいた残金を使い切らない、0円にならないようにする。
一週間の食費(支出)
□予算金額
■実際金額
というのが袋分けの一連の流れになります。
支払いをあらかじめ分けておくことによって、支出を用途ごとに予算を決め、お金を使ったら袋の裏に日付と金額・残高を書いて管理していくことが基本的な袋分けの方法になります。
また、あたりまえですが、予算としてとっておいた支払いは、実際支出がそのまま予算科目と合っていなければなりませんから、もし異なった袋から支払いをしていたら、袋分けのシステムをした意味がないということになり、注意が必要です。
このことから、食費のような日常的な支出を、減算法で管理しようとした場合、支払い時に食費以外の他の支出と混じってしまい、あらかじめ分けて管理をする意味がなくなるので、科目に応じて加算法か減算法を使い分ける工夫が必要です。
また、雑誌で特集されている袋わけに関する内容も、この袋に相当する部分が、財布になったり、レシート貼りだけに変わったりと、このお話した形式を応用したものになります。
しかし、袋分けは科目を細かくすると当然のように、袋の枚数が増えるので、ものすごくバッサバサにかさばってしまい、たまにイラっとしてしまうんですよねぇ・・・。
なにか他にもっといいアイディアがあれば、私に教えてください。