家計簿つけることによって、家庭内の経済状況に関して、いままでみえなかったものが見えるようになり、意思決定を通じてムリ・ムダが排除されることは前にお話した通りです。
また、このことは同様に、消費を節約をすること、また、家庭の経済状況を管理(家計管理)することができると、いいかえることができると思います。
これは家計簿によって、家庭内の経済状況、経済状況を大雑把に言えば、家庭に流れるお金の全体の状況を把握することが、家計簿をつけることによって知ることができるからなんですね。
いままでのことは、単に、同じことを異なった視点で言い換えただけであって、これも家計簿の一つの機能になります。
管理・節約に関しては特に例える必要はないと思います。節約、やりくりは皆さんが普段から行っていることでしょう。
家計簿はただ漫然とつけているだけではダメで、使ってナンボなんです。
さて、この章も終わりに近づいてきましたが、今までのことをまとめると、私が言いたいことは、とりあえず家計簿をつけてみようということです。
家計簿をつければ家庭内のお金の流れが 「 わかり 」 、お金の流れがわかるということは、節約または家計管理をすることにつながり、また他にもムリムダを排除することによって、環境資源の有効活用ができ、ゆくゆくは自分の夢や目標に遠回りすることなく近づくことができるという、家計簿はいいことづくめの技術なんですね。
しかも何かつけるためにソフトのようなものを買わないとできないというようなこともなく、何かかかるのかといえば、かかるのは手間と知識のみで、知識と手間はタダ・無料ですね。
ただでさえ世知辛い世の中、この技術を利用しない手はないのではないでしょうか。