この5つの勘定を使いこなすことができると、一体なにがおきるのかというと、お金持ちになれるかもしれない、ということがいえます。少しおおげさなことを言ってしまいました。
前ページより、
収入、支出、資産、負債、純資産の5つの勘定をまとめると、収入は純資産を増加させる要因で、支出は純資産を減少させる要因でした。
また、収入が支出より大きければ、純資産が残り、逆に支出のほうが大きければ、純資産が減るということになります。
このことから次の収支計算式が導き出されます。
- ①
- 収入
- -
- 支出
- =
- 純資産
また、貸借対照表から、
- ②
- 資産
- =
- 負債
- +
- 純資産
という貸借対照表等式が導かれます。
また、②の式を変形させると、もう一つの式、
- ②’
- 資産
- -
- 負債
- =
- 純資産
資産から負債を差し引くと、残った金額はこれもまた同じ純資産になります。
また、この式を①と②’の式の計算結果は同じ純資産で結びつきますから、変形させると、
- 純資産の公式:
- (収入 - 支出)
- =
- (資産 - 負債)
この関係が成り立ちます。
この式は何なのかというと、たまにその手のマネー本のなかで、金持ちの公式と言われていたりするものです。まあ名称はどうでもいいのですが、もし、お金持ちになりたければ、両辺いづれかどちらでもいいので、純資産が大きくなるように、数字が大きくするように、働きかければいいということになります。
- 純資産を増やす鉄則(純資産の公式より)
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 資産を増やす
- 負債をしない・返済する
純資産を増やしたければ、この鉄則を守ればいいということがいえ、またこの鉄則に反しない行動をおこなえば、純資産(手許にあるお金ですね。)が増えるということになります。
また、マネー本によれば、このことはお金持ちなら必ず行っている基本のキなんだそうです。
と、言葉遊びをしてしまいましたが、家計簿がカバーをしているところは、お金持ちの公式の左辺の「収益-費用」勘定を数字情報データとして具体化して管理および報告をしようとしているということがポイントです。(家計簿をつけるにもちゃんと理由があったんですね。)
収入を増やしつつ支出を減らす、入るを計って出るを制する、いわば計入制出が原則になります。
この鉄則を守りさえすればお金持ちになれる(論理的には)ということになります。
しかし今は、右辺(株式、投資信託、パチンコ??)の方がトレンドなんでしょうかねぇ・・・。両方大事なのに。