この収支項目分類一覧は、もともと総務省が家計調査の統計算出のために作成されたものだそうです。
収入・支出がどのような基準で分類されているのかという個々の原則は、そちらのサイト内のページをみていただくことにして、結果のおいしいところだけ頂いてしまって科目として使ってしまいましょう。
この項目を家計簿の勘定科目として使用すれば、一定の標準が保たれることになり、お隣さんとの家計簿比較などが可能になると思います。
では、少し眺めてみましょう。収支項目分類一覧へ
かなり小さな文字がずらっと並んでいますが、まずは左上の収入の科目からみてみましょう。
すこしわかりづらいかと思いますが、収入に関する項目は、左上から約30行程度しかなく、コード050繰越金、というところまでです。収入の種類としては、やはり少ないんですね。
みるとまず、収入は、太く青い文字で書かれている、実収入と実収入以外の収入に分けられるんだと、そして実収入はさらに経常収入と特別収入に分けられると・・・。そして経常収入のそのなかの世帯主収入の中に、いわいるサラリーマンの給料収入が科目として当てはまるんだと。
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├─実収入
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│├─経常収入
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││├─勤め先収入
││├─事業・内職収入
││├─農林漁業収入
││└─他の経常収入
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│└─特別収入
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└─実収入以外の収入
この分類をどのようにして、家計簿をつける時に反映させていくのかというと、例えば月の給料収入ならば、勤め先収入として記録をしても、経常収入として記録をしても、そのまた少し範囲が広い実収入として記録をしても、ただ単に収入として記録をしても、家計簿の記録としては、みんな同じ「収入」なので、記録の構造上、問題ないということになります。
また逆に、項目が足りなければどんどん細かくして応用することも可能ですね。
大雑把に「収入」と記録をしていったとしても、簿記の記録上問題はないので、自分のライフスタイル(重要なところは細かくする、とかという独自のルール)に合わせた科目を選択して記録をするということになります。
また、この家計調査は全都道府県を対象にしているそうです。
ということは、ほとんどの収入パターンが網羅されているはずなので、国民全員が、現金で収入を得るときのパターンというのは、この中の、この数十パターンの内のどれかに当てはるということらしいです。
これは果たして一体多いのでしょうか、少ないのでしょうか・・・・?
私なら、給料は定期収入、ボーナスは賞与・・・ぐはっ、上の2科目しかつかわない!ショック!!
プロの漫画家の方だったら、原稿料とかは、事業・内職収入の他の事業収入になるんでしょうか・・・?
すべての科目に当てはまる人または家庭をみてみたい・・・。
会社で働きつつ農業も営んでいて、その傍らでマンガを書きながら家も貸している、株も家も一部売却し、また保険を解約して、親がリッチでいままで仕送りをしてもらっていたが、最近亡くなった。そして、保険金受取人名義は自分になっている・・・。そんな人は存在するのでしょうか?
くだらないことを考えてしまいました。