はじめに

「2004年12月26日午前7時58分(日本時間同9時58分)、インドネシアのスマトラ島沖を震源にマグニチュード9・0の地震が発生した。」

・・・・・その後の大惨事は記憶に残っていることでしょう。

一方、スマトラ島沖地震で震源からわずか60キロに位置する同国シムル島での津波による死者は、あの惨事だったにもかかわらず、数名~数十名にとどまっているそうです。

この理由は、この島の古い言い伝え「海水が引いたら高台に逃げろ」という教訓が島の教え「スモン」として語り継がれていて、島の住民のみなさんは、この古くからの言い伝えに従い、水が引いたとき、すぐに丘へ駆け上り、難を逃れたそうです。

教訓 教えさとすこと。また、その教え。

これはもう教訓を超えて人間の生きる知恵というべきでしょうか。

先人の知恵によって危険を回避する。なんとすばらしくて人間的なことか・・・。

しかし知恵はタダでは生まれておらず、多大な犠牲を経てから生まれています。その人のお金、時間、そして命、などなど・・・。

このサイトは、先人が多大なエネルギーを消費して編み出した家計についての知恵を、私が知っている限り公開していくサイトです。

ここに書かれている知恵を駆使して、危機を察知、回避、自分そして家族の身を守っていただけたらいいんじゃないかな、なんて思っています。

近年、不況だデフレだ、何だかんだといわれる昨今、ことある度に必ずテレビや雑誌で、特集とワンセットで取り上げられる「家計簿をつけたらいかがでしょう?」という言葉、(今は株のほうがウエイト大きいのかなぁ・・・。)

この不安を回避するための駆け込み寺のような言い方、辞めていただきたい。

私からいわせてもらえれば、「好景気・不景気にかかわらずお金を扱っている人は、家計簿を老若男女全員つけましょう。」と声を大にしていいたい。

このサイトがあなたにとっての「スモン」でありますように。