ではレシートなどの経済取引から始まった収支データが集まり、家計簿の具体的なフォーマットが決まったら、次は日計表と週計表を作ってみましょう。
日計表とは、取引の結果を一日ごとにまとめていく形式の表です。また、他にも時間単位に記録をすることも可能ですが、手間や取引回数を考えるとあまり合理的ではありませんね。ということで集計期間の単位としては最小のものだと思われます。
日計表は一日当たりの現金の状態をつかみやすいのですが、月に1・2回のまとまった支出がある日の収支差額は赤字になったりします。
<タイプ1>
タイプ1は支出の総額を記録するというすこし大雑把な形式ですね。具体的にはその日にあった収入と支出の金額を円の単位で記入をします。
<タイプ2>
タイプ2は支出の内容を収支項目分類の基本原則の項目を使用して、自分の生活の出費に合った項目を科目として使用しています。領収書をみて、しかるべき科目に金額を記入していきます。
足りない科目は必要な分だけ増やし、使用頻度の低い科目は言葉にゆとりをもたせて設定をするといいでしょう。最初慣れるまでは科目を細かく設定しすぎないのがコツです。
では一日あったお金の収入と支出を日計表に記録してみましょう。
領収書 | |
ヤマダドラック | |
千代田店 TEL 03-000-0000 | |
ご来店ありがとうございます。 | |
朝10:00~夜11:00まで営業中 | |
0200PタマゴLサイズ | \129 |
0005 ニンジン | \100 |
小計 | \229 |
内税(総額:税金 229:11) | \229 |
合計 | \229 |
お預り | \500 |
お釣り | \271 |
このような領収書があったとして、実際に家計簿へ記帳してみることにします。
取引があった日は、2日で、購入した商品はたまごとにんじんですね。二つとも食料の科目へまとめて記入してもかまいませんし、卵の科目、にんじんの科目をそれぞれ設定して、金額を記入してもいいと思います。
サンプルで紹介したフォーマットの場合なら、このようになります。
そして、この記入を繰り返し行っていけばいいんですね。